葛西説教20231224①
1.テキスト「マタイ2章1から12節」
2.タイトル「博士たちの感謝」
3.中心聖句「マタイ2章11節」
4.本文「博士たちの感謝」
序)「神を賛美できる感謝について」
待ちに待った今日は、クリスマスをお祝いする日です。皆様にとって、今年はどんなクリスマスの喜びがありますか。ヘロデ王のように、クリスマスを歓迎しない人がいます。どうしてなのでしょう?それは、自分が一番で、自分の生き方を変えることが嫌いな人だからです。神を礼拝したくないからです。また、祭司長、律法学者のように、クリスマスを知っているのに、主であるイエスを礼拝しない人がいます。どうしてなのでしょう?それは、知識だけで、本気で信じているわけではないからです。しかし、東から来た博士たちは長い間困難な旅をして主イエスの所まで来ました。何がそうさせたのでしょうか?まことの神である救い主を礼拝したいと願い、そのように決断したからでした。
皆様はクリスマスを知る時、どのように願い、心を決められるでしょうか。
本文)「博士たちの感謝」
Ⅰ.「東の国の博士たち」
イエスはユダヤの人々の王としてだけでなく、全世界の人々の王としてお生まれ下さいました。その証拠にイエスが誕生されてしばらくしてから外国からイエスを礼拝するためにやって来た人々がいました。それは本日の聖書に登場する「東方の博士たち」です。
博士たちはユダヤの国から千キロも離れたバビロンの辺りで星を調べている人たちです。ある晩、とても光る不思議な「星」を見つけたので詳しく調べてみたところ、それが「イエス誕生のしるし」だと分かったのです。そこで博士たちはユダヤの国の新しい王、世界の救い主を礼拝したいと願い、心を決め、困難な長距離の旅をし、エルサレムに来たのです。
Ⅱ.「ヘロデ王たちのとまどい」
ユダヤの首都エルサレムに到着した博士たちはユダヤのヘロデ王のところに行って、「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおいでになりますか。私たちは東のほうでその星を見たので、拝みにまいりました」(2節)と尋ねました。
ヘロデ王もエルサレムの人々も、びっくりしました。遠い外国からわざわざ旅をして来た人たちからこんなことを聞くとは!ヘロデ王はイエスが誕生されたことを知りませんでした。
イエスの誕生は旧約聖書のミカ書5章2節に「ベツレヘム」に生まれると預言されていました。ヘロデ王は「幼子のことを詳しく調べ、わかったら知らせてもらいたい。私も行って拝むから」と言いました。しかしこれはウソでした。ヘロデ王は自分の立場が奪われるのではないかと不安に思い、イエスを殺してしまおうと考えたのです。旧約聖書は彼らのそばにあり、詳しく学んでいる律法学者、儀式を行っている祭司もいましたが、喜ぶ人はいませんでした。非常に残念なことでした。
Ⅲ.「博士たちの感謝の贈り物」
博士たちは「神の特別な道案内」の「星」に導かれて、イエスにお会いすることができました。「彼らはこの上もなく喜んだ」(10節)のです。彼らは家に入ると「ひれ伏し」礼拝しました。そのあと「宝の箱を開けて」大切な3つの贈り物をお献げしました。その贈り物は①王のしるし「黄金」、②神のしるし「乳香」、➂救い主のしるし「没薬」と考えられています。
博士たちは「真心」と「愛」を込めてイエスに「宝物」献げました。イエスとはそれほどのお方です。
まとめ)「博士たちの感謝」
イエスは私たちの罪を赦すために十字架で「いのち」を私たちに下さいました。では、私たちは自分の「宝物」から何をお献げさせていただければよいのでしょうか。イエスが一番喜ばれるのは「真心からの礼拝と私たちの信仰」です。
イエスを心から信じ、信頼して、愛のある生き方をすることをイエスは喜ばれます。
ですから、来週の礼拝を残してはいますが、クリスマスとこの一年を感謝し、また新しく迎える2024年も博士たちのようにイエスに従い、イエスを礼拝することに生きる年としましょう。
礼拝に生きるとは、信仰告白、イエスへの従順、献金、自分の才能、自分の時間、自分の生涯を主イエスに献げることです。
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