福音伝道教団

葛西福音キリスト教会

礼拝聖書のお話し

葛西説教20221225クリスマス①

1.テキスト「ルカ2:8-20

2.タイトル「羊飼いのクリスマス」

3.中心聖句「ルカ2:11

きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。

4.本文「羊飼いのクリスマス」

 序)「あいさつ」

 クリスマス、おめでとうございます。待ちに待ったクリスマスが来ました。先週の礼拝でお話ししましたが、救い主イエス様がすべての人を救うためにお生まれになったのです。どうか、皆様、今日世界中の人々と共に、心からの感謝と喜びをもってイエス様のお誕生をお祝いしましょう。

 

本論)「羊飼いのクリスマス」

Ⅰ「天使のおとずれ」

 聖書によると羊飼いのクリスマスはこのように始まります。

 ここはベツレヘムの町はずれの野原です。いつものように、何人かの羊飼いたちがその夜も寝ないで、羊の群れの番をしていました。すると突然、天使が目の前に現れて、目も眩むほどの強い光が彼らを照らしました。真っ暗だった野原がまぶしい輝きで包まれたのです。驚いた羊飼いたちは、いったい何が起こったのかわかりません。彼らは恐ろしさのあまり、声も出せなかったでしょう。なぜ、羊飼いたちの前に天使が現れたのでしょうか。

 

Ⅱ「喜びのメッセージ」

 羊飼いたちに天使が現われたのは、神様からの素晴らしいメッセージを伝えるためでした。天使は言いました。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。」と。天使は、彼らに喜びのニュースを伝えるために来たのです。その喜びの知らせとは何でしょうか。天使は続けて言いました。「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」と。

 救い主と聞いて、彼らは目を輝かせたのではないでしょうか。ユダヤの人々が昔から待ち望んできた救い主が、きょうお生まれになったというのです。しかも、「あなたがたのため」だと天使は告げました。救い主が私たちのためにお生まれくださったのです。これほど大きな喜びの知らせはありません。

 でも、どうやって救い主を見つけることができるでしょうか。天使が続けて知らせました。「あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」と。

 天使がそのように言い終わると、たちまちたくさんの天の軍勢が現れて、天使と一緒に神様を賛美したのです。「天では、神様に栄光がありますように。地上では、神様の御心にかなう人々に平和がありますように。」と。おそらくその情景はすばらしく、その大讃美が空いっぱいに響き渡ったことでしょう。

 

Ⅲ「喜びあふれ」

 天使も天の軍勢も天に帰って行った後、羊飼いたちは互いに話し合い、言いました。「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。」と。

 救い主にお会いできるのですから、彼らはうれしい気持ち一杯だったでしょう。彼らは急いでベツレヘムの町まで行き、ようやくイエス様を探し当てました。天使が告げた通り、赤ちゃんイエス様は布にくるまって、飼い葉おけに寝かされていたのです。何もかもが天使が知らせてくれた通りでした。

 救い主にお会いできた羊飼いたちは、喜びにあふれ、神様を賛美しながら帰って行きました。そして、天使の語ったことがすべて本当だったことを多くの人に伝えて行きました。

 

勧め)「羊飼いのクリスマス」

 イエス様のお誕生を最初に知らされたのは、野にいた羊飼いたちでした。なぜ、彼らだったのでしょうか。それは彼らが信じやすく素直で、心のへりくだった人たちだったからです。神様は、羊飼いたちのように、心のへりくだった人を受け入れてくださいます。

私たちも羊飼いたちのように、イエス様のご降誕を喜び、イエス様を心の中にお迎えしましょう。そして、家族、友人、知人にイエス様こそ救い主だとお伝えしましょう。