福音伝道教団

葛西福音キリスト教会

礼拝聖書のお話し

カード遊びに興じる羊たち 福音伝道教団 葛西福音キリスト教会 東京都江戸川区東葛西 葛西の教会です。
カード遊びに興じる羊たち♬

2025年1月1日(日)新年礼拝メッセージ

「希望に満ちて」

葛西説教20250101

1.テキスト「エレミヤ書29:1014

2.タイトル「希望に満ちて」

3.中心聖句「エレミヤ書29:11

「それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。」

4.本文「希望に満ちて」

)「はじめに」

 まず、はじめに去年の1229()の礼拝では失礼しました。足の痛みがひどくご迷惑をおかけしました。ただ、「痛みを感じるのは生きているから」ということばに触れ、心が軽くなり、痛みを受け入れることができ、神にこの瞬間も生かされていることに感謝をおささげしました。このことばは1230()朝のNHKで星野富弘さんが取り上げられた「耳をすませば」という番組の中で語られていました。そして私は聖書の(ロ―マ8:28)「神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています」ということばの意味を改めて知った覚えがしました。2025年私たちの教会の皆様と共に、このようなみことばの意味の知り方をしていきたいと願っています。

 主の年2025年です。明けましておめでとうございます!「主の年」とは西暦の呼称「AD」のことです。それは「主のご支配の年」という意味だとされています。ですから、この1年も、私たちを愛していてくださる神のご支配の中にあると考えるとうれしくなりませんか。

 さて、本日は新しい年の1日目です。新年最初の礼拝です。日本の格言で、「1年の計は元旦にあり」ということばが古くからあります。皆様はどのような2025年を生きようとされていますか。どんな計画を立てておられるでしょうか?本日は、私たちが立てる計画ではなく、神が、私たちのために立てられる計画についてエレミヤ書から教えられましょう。

本論)「希望に満ちて」

.「イスラエルのために」

 今日の聖書は、預言者エレミヤがバビロンに捕らわれて行ったユダの人々に当てて書いた手紙なのです。バビロンにいるユダヤ人、それは神に聞き従わないで、偶像を拝み続けるユダヤの人々を神はバビロンの国を用いて懲らしめられたのでした。自分の国を離れ、遠いバビロンで奴隷にされるのは大きな苦しみや悲しみ、不安や恐れがいっぱいになる出来事でした。それが70年間も続いたのでした。ユダの人々が心から悔い改めて神に立ち帰り、偶像を捨てるには、そんなにも長い年月が必要だったのです。この70年は、神の計画でした。確かに苦しく厳しいバビロンでの涙の生活ですが、“それは災いだけを与えるというたけではないよ。それはまた平安を、将来を、そして希望を与えようとする計画だよ」と。神はエレミヤを通して語られます。エレミヤは「ユダの人々よ、70年が満ちたならばきっと、わたしはあなたがたをもとの所に導き帰るのだから、今はバビロンに家を建てて住みなさい。偽預言者たちが、うその計画を言いふらしても、惑わされてはいけない」と。この神の約束はとても信じられないものだったことでしょう。しかも2年、5年、10年、50年とたつうちに段々と忘れられ、そんなことを本当に神は計画されているのかと疑うこともあったと思います。しかし神はご自分の計画を覚えておられました。70年後の紀元前538年にペルシャのクロス王の命令により、この計画が実現しました。ユダの人々は、平安と将来への希望で喜びに満たされました。「神がすべてのことを働かせて益としてくださる」のです。

 

.「私のために」

 イスラエルのために希望の計画をもたれた神は、今、私たち一人一人のためにも、平安、将来、そして希望を与えようと計画をもっておられます。たとえば、この中で、誰か自分の誕生日を自分で決めて、計画して生まれてきた人がいますか?誰かここで生まれるんだと自分で計画して生まれた人はいますか?自分の両親や兄弟、自分の顔や性格を自分で計画して生まれてきた人は絶対にいません。私たちの自分の計画や考えをはるかに越えておられる、神が私たちのために立ててくださる計画が、一番素晴らしいのです。ただその計画が行われるために、時には苦しい所や悲しい所を通ることもあるでしょう。しかし、その時も、自分の思いを神にお任せして祈りましょう。その時、神は平安と希望を約束する聖書のみことばをもって、お導きくださいます。何が起こっても、神の愛のご計画の中にあるのです。

 

Ⅲ.「ある女性の人生」

 インドの宣教師となったエミー・カーマイケルは、18671216日、北アイルランドに生まれました。3歳のとき、両親と一緒に行っていた教会で、「祈りは聞かれる」と教えられたので、エミーはある夜、自分の部屋で祈りました。「私の茶色い目を、母の目のように、大好きな海のような青色にしてください」と。しかし、翌朝に鏡をのぞいてがっかりしました。祈りの答えは「いいえ」だったからでした。その後、エミーはインドの宣教師となり、人々になじむようにと、白い肌にコーヒーパウダーを塗り、サリーを着ました。その時、エミーは自分の目が青い目でないことを感謝しました。

 

勧め)「希望に満ちて」

 この一年も神の計画は(エレミヤ書29:11)「それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのもの」なのです。

 

 また、(ロ―マ8:28)「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださる」のです。信じましょう。

雪原を行く子羊 福音伝道教団 葛西福音キリスト教会 東京都江戸川区東葛西 葛西の教会
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