今朝は箴言10章を読みました。その中でふと感じ、また考えさせられたことです。
何かを学ぶ時、簡単で分かりやすいことから始めることは常識ですね。(箴言10章1節)「ソロモンの箴言」としてイスラエルの格言が並べられています。そして、その最初に置かれているのは、白黒がはっきりとついている格言です。
知恵ある子と愚かな子(箴言10章1節)、不義の財宝と正義(箴言10章2節)、正しい者と悪者(箴言10章3節)、無精者の手と勤勉な者の手(箴言10章4節)、夏のうちに集める者と刈り入れ時に眠る者(箴言10章5節)、心に知恵のある者とむだ口をたたく愚か者(箴言10章8節)、まっすぐに歩む者と自分の道を曲げる者(箴言10章9節)、目くばせする者とむだ口をたたく愚か者(箴言10章10節)。
憎しみと愛(箴言10章12節)、富める者の財産と貧民の滅び(箴言10章15節)、訓戒を大事にする者と叱責を捨てる者(箴言10章17節)、憎しみを隠す者とそしりを口に出す者(箴言10章18節)、ことば数が多いところと自分のくちびるを制する者(箴言10章19節)、主を恐れることと悪者(箴言10章27節)、正しい者の口とねじれた舌(箴言10章31節)。
ここまでの対照的な人や物事が並べられると、何を選ぶべきか、明らかです。知恵、正義、正しさ、勤勉な者の手、心に知恵、まっすぐに歩む、間違っているなら戒めること。愛、財産、憎しみは隠す、くちびるを制する、主を恐れること、正しい者の口。知恵を獲得するとは、これらを自ら人格のうちに実現していくことです。正義を行い、正しい道を選ぶという倫理的なことも大切です。主に対する恐れも欠いてはいけません。しかし、勤勉な者の手、ダメなことはダメだと言う、語るべきでないことは語らない、そんな生き方を身に付けることも知恵への一歩です。あらゆる側面で成長したいものです。
今朝の祈り
知恵を教えてくださる主なる神よ、あなたを恐れ、正しい道を選び、常識をわきまえる、そんな人格へと導いてください。