葛西説教20230101①
1.テキスト「詩篇103:1~22」
2.タイトル「感謝を忘れず」
3.中心聖句「詩篇103:2」
「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」
4.本文「感謝を忘れず」
序)「温故知新」
皆様、明けましておめでとうございます。2023年の最初の一日が日曜日で始まるのも感慨深いものがありますね。神様への礼拝から始まる一年は、何か特別な一年になるような気がします。皆様にとっても、神の祝福と神の確かな導きのある一年となりますように祈っております。
今日は新年を迎えるにあたり、これまでの神様の祝福と導きに感謝することから始めたいと思います。四文字熟語にも「温故知新」というものがあります。新しいものは過去のものを温める中で生まれるという意味です。
ですから、私たちの新年最初の礼拝は神様への感謝から始め、その感謝を忘れない一年となることを願います。
本論)「感謝を忘れず」
Ⅰ.「主をほめよ」
去年一年を振り返る時、色々なことを思い起こしますね。「私の十大ニュース」なるものを、どうか、思い起こしてみませんか。また、「我が家の十大ニュース」なるものを思い起こすのも面白いかもしれませんね。
そのように去年一年を振り返る時に、楽しかったことやうれしいこと、また反対につらかったことや苦しかったこと、また悲しかったことなどを思い出されるのではないでしょうか。でも、今日、新年最初の礼拝で、私たちはまず神様に心からの賛美をささげましょう。詩篇には何回も何回も「主をほめよ」と出てきます。神様を賛美することは、私たちにとって最も素晴らしいことだからです。心の中が不安になったり恐れを感じたりする時は、神様を賛美しましょう。私たちが神様を賛美すると不安や恐れは吹き飛んでしまいます。そして、私たちの心にすばらしい喜びが湧き上がってくるのです。
今日は、私たちは心いっぱい神様を賛美しましょう。
Ⅱ.「主の恵みを数えよう」
また、この一年を振り返り、起こった出来事を書き出してみるのもよいでしょう。そうすると、神様が「この時も守ってくださった」「あの時も守ってくださった」と、一つ一つ神様の恵みを思い起こすことができます。また、たとい思い出すようなことがなくても、今日ここまで守られてきたことが神様の恵みであり、祝福なのです。今日のみことばには「そのすべての恵みを心にとめよ」とあります。
私たちの心の中に、神様の恵みを一つ一つ刻み付けるように、神様の恵みを数えましょう。皆様が良く知っているパウロは、「神の恵みによって、私は今の私になりました。」(Ⅰコリント15:10)と言いました。自分の力や知識によってではなく、また「あれもした、これもやった」という経験によるのでもなく、すべてが神様の恵みによるのだと言っています。健康が守られたこと、教会の礼拝を続けられたこと、祈りが聞かれたことなど神様の恵みを数えてみるならば賛美があふれてくることでしょう。
Ⅲ.「主に感謝しよう」
さらに、今日私たちが神様にささげるべきものがあります。それは感謝です。神様は、私たちがいつでも、どこにいても神様に感謝することを求めておられます。この一年も、神様は、いつでも私たちと共にいてくださり、守ってくださいました。私たちが神様を忘れるようなことがあっても、神様は私たちを忘れることなく、いつも覚えて守ってくださいます。聖書の中に「見よ。イスラエルを守る方は、まどろむこともなく、眠ることもない。」(詩篇121:4)というみことばがあります。その通りに神様は、片時も私たちを忘れることなく、見守り続けてくださるのです。私たちは、神様にいくら感謝しても感謝しきれないですね。
神様に感謝することは本当に素晴らしいことです。私たちの心がいつも感謝の思いで満ち溢れているとき、神様の素晴らしい恵みと祝福が私たちの周りの人に届けられるのです。
勧め)「感謝を忘れず」
今日は2023年、最初の礼拝です。この一年も、神様がたくさんの恵みをもって導いてくださることに心から感謝し、その感謝を忘れないでください。
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