葛西説教20231231①
1.テキスト「詩篇103篇1~22」
2.タイトル「感謝にあふれて」
3.中心聖句「詩篇103篇2節」
「わがたましいよ。【主】をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな」
4.本文「感謝にあふれて」
序)「神に感謝」
いよいよ、今年も最後の日を迎えました。今年の礼拝も、今日が最後となりました。皆様にとってこの年はどんな一年でしたか。
「ありがとう」ってお礼を言うのは気持ちがいいことです。だから、前にお礼を言ったことも、もう一度、まとめて、神にお礼を言いましょう。神に本当に、よくしていただきましたね。いっぱい神に「ありがとう」を言わなければならないと思いませんか。
本論)「感謝にあふれて」
Ⅰ.「ハレルヤ(主を賛美します)」
今年一年を振り返る時、いろいろな事を思い起こします。今日は一人ひとり、「私の十大ニュース」をあげてみませんか。過ぎ去った一年が昨日のように思い出せることでしょう。また、お家の人たちと話し合って、「我が家の十大ニュース」を考えてみるのも楽しそうですね。
そのように一年を振り返る時に、楽しかった事やうれしかった事、また悲しかった事などを思い出しますね。でも、今日、今年最後の礼拝で、私たちはまず神に心からの賛美を献げましょう。詩篇には何回も何回も「主をほめよ」と出て来ます。神を賛美する事は、私たちにとって最も素晴らしい事だからです。心の中が不安になったり恐れを感じたりする時は、神を賛美しましょう。私たちが神を賛美すると不安や恐れは吹き飛んでしまいます。そして、私たちの心に素晴らしい喜びが湧き上がってくるのです。
今日、私たちは心いっぱい神を賛美しましょう。
Ⅱ.「主の恵みを数えましょう」
また、この一年を振り返り、起こった出来事を書き出してみるのも良いでしょう。そうすると、神が「この時も守ってくださった」「あの時も守ってくださった」と、一つ一つ神の恵みを思い起こすことができるでしょう。また、たとい思い出す事がなくても、今日ここまで守られて来たことが神の恵みであり、今生きていることこそ、祝福なのです。今日のみことばには「主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな」とあります。
私たちの心の中に、神の恵みを一つ一つ刻み付けるように、神の恵みを数えましょう。皆様がよく知っているパウロは、「神の恵みによって、私は今の私になりました」(Ⅰコリント15章10節)と信仰告白しました。自分の力や知識によってではなく、また「あれもした、これもやった」という経験によるのでもなく、すべてが神の恵みによるのだと信仰告白しているのです。健康が守られた事、礼拝を守れた事、祈りが聞かれた事など神の恵みを数えてみるなら賛美があふれて来るのです。
Ⅲ.「主に感謝しよう」
さらに、今日私たちが神に献げるべきものがあります。それは、感謝です。神は、私たちがいつでも、どこにいても神に感謝することを求めておられます。この一年も、神は、いつでも私たちと共にいてくださり、守ってくださいました。私たちが神を忘れるようなことがあっても、神は私たちを忘れることなく、いつも覚えて守ってくださっています。聖書の中に「見よ。イスラエルを守る方は、まどろむこともなく」(詩篇121篇4節)というみことばがあります。その通りに神は、片時も私たちを忘れることなく、見守り続けてくださったのです。私たちは、神にいくら感謝しても感謝しきれませんね。
神に感謝する事は本当にすばらしいことです。私たちの心がいつも感謝の思いで満ちあふれている時、神のすばらしい恵みと祝福が私たちのまわりの人たちに届けられるのです。
ある所に一人のクリスチャンの婦人がいました。この婦人は、何か話をするたびに「感謝、感謝」と言っていました。ですから近所の人たちはその婦人を「感謝おばあさん」と呼ぶようになったそうです。ある時、一人の人が婦人に「なぜそんな風に感謝、感謝と言えるのですか?」と尋ねたそうです。すると、彼女は「神様が私を罪の中から救ってくださって、いつも守っていてくださるから」と答えたそうです。
結び)「感謝にあふれて」
皆様、どうですか。聖書は「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな」と。
また、聖書にはこのようにあります。イザヤ26章7節「義人の道は平らです。あなたは義人の道筋をならして平らにされます」と。
今日は2023年の最後の日です。この一年間も、神がたくさんの恵みをもって導いてくださったことを心から感謝しましょう。
2024年も先のイザヤ26章7節のみことばを信じて生きましょう。
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